強固な左右の要となるか。巨人に新たに加入した北浦竜次投手(25)が「同期」に負けない活躍を誓った。

 北浦は2017年のドラフト5位で白鴎大足利高から日本ハムに入団。ルーキーイヤーの18年に初ホールド、翌19年には初勝利を挙げたが、24年オフに育成契約で再出発となると、今季は支配下昇格を果たせぬままオフに自由契約。それでも、左投手の穴埋めが急務となっていた巨人が白羽の矢を立てると、急転直下、支配下での契約を勝ち取った。

 新天地での活躍に向けて、他の移籍組選手とは異なる並々ならない闘志を燃やしている。チームには一足早く巨人入りした日本ハム時代のドラフト同期・田中瑛斗投手(26)が在籍。24年の現役ドラフトで巨人に移籍した田中瑛はそれまで一軍での登板数はわずか10試合ながら、昨季は62試合に登板し37ホールド、防御率2・13とすべてにおいてキャリアハイを記録する大躍進を見せた。

 当然、もがき苦しんでいた北浦にもかつての仲間の活躍の報は日々、耳に入った。「ニュースを見たりSNSを開いても、毎日のようにピンチを抑えている姿が映っていた。相当刺激になりました」と昨季を振り返る左腕。偶然にも2人は東京で再び同じユニホームにそでを通すこととなったが、先発&中継ぎともに左腕不足となっている現在のチーム内においては北浦が左の1枚としてブルペン入りする可能性は高い。

 そうなれば「北浦→田中瑛」の同期リレーがシーズン中には実現することとなるが、北浦は「そうなったら本当にうれしいですよね。(田中瑛と)同じ舞台で戦えるように、必死で頑張りたいです」とやる気は十分だ。かつて平成期の巨人では越智、山口の左右の救援エースによる〝風神・雷神〟コンビがチームを支えたが、今季は新たな「名コンビ」が生まれるかもしれない。