2026年シーズンで移籍2年目を迎える巨人の甲斐拓也捕手(33)。激しい正捕手争いが予想される中で〝甲斐の逆襲〟に注目が集まっている。
ソフトバンクからFAで移籍した25年シーズンは開幕スタメンマスクをかぶり、3・4月は打率3割1分6厘、2本塁打、9打点と攻守で存在感を発揮した甲斐。一方で5月以降は急ブレーキがかかり打率も1~2割台を行き来すると、スタメンマスクも岸田に奪われる展開に…。8月23日のDeNA戦(東京ドーム)では守備のアクシデントにより右手中指を骨折。その後はシーズン中に復帰することはできず、打率2割6分、4本塁打、20打点で新天地での1年目を終えた。
それでも甲斐は「いままで当然経験したことのない一年だったなと思いますし。もちろん大変な部分もありましたけど、この一年間僕の野球人生にとって絶対無駄にならない一年だったと思ってる」と振り返ると「巨人というチームは勝たないといけない、勝ち続けないといけない。今年こういった結果(セ・リーグ3位)は当然、僕もそうですし、納得できるわけはない。(来季は)当然やるしかないと思っています」と逆襲を誓っていた。
そんな甲斐に対して、チーム内からは「26年はガラリと雰囲気も変わり、本領発揮となるはず」と太鼓判を押す声も出ている。チームスタッフは今季の甲斐について「彼はもともと、気遣いをし過ぎてしまうような優しい男。移籍1年目はどこか無意識に遠慮している部分があったり、とにかくチームの全体像を把握することに意識を置いていた節があったと思う」と推測。さらには「2年目は遠慮はいらなくなる。チームの雰囲気や投手個々の色もそれぞれ理解しただろうし、自分のやりたい野球を貫いていけば本来の姿を取り戻せるはず」と語った。
阿部監督は正捕手の座について「白紙」を強調しており、岸田や小林、大城に山瀬らとのデッドヒートが繰り広げられる見込み。球界屈指の実力を誇る優しき名捕手は2年目の逆襲を果たすことはできるか。












