「東京スポーツ新聞社制定2025年度プロレス大賞supported byにしたんクリニック」の授賞式が7日に行われ、〝炎の飛龍〟藤波辰爾(72)が、男子レスラーに活を入れた。

 プロレス大賞では1974年度の第1回で、新人賞を受賞。その後はMVP、ベストバウト、個人三賞に加え、78年には「最高殊勲選手」(現在は廃止)も獲得した〝ゴールデンスラム〟達成者だ。

 表彰式で中締めのあいさつを終えたレジェンドは「プロレス大賞は変わったね。昔は(ジャイアント)馬場さんを取り囲む選手、(アントニオ)猪木さんを取り囲む選手と、〝親分を守る〟みたいなピリピリ感があった中での表彰だった。だから初めての新人賞をもらった時は足が震えた。この壇上に上がれることは自分たちの誇りであったし、名誉でもあったし、みんなも足が震えたもんだよ」と、プロレス大賞創設当初を振り返る。

 その上で「選手はこれを当たり前と思ったらダメだ。新年には『必ずここに上がる』ということを目標にしてほしい」と訴えた。2025年度のMVPは史上初めて女子の上谷沙弥が手にする快挙。「俺の当時では考えられなかったけど、時代とともに女子も選ばれるために一生懸命やっているということ。それは良いね」と女子の台頭は認めている。

 ただ「決してこれは小言じゃない」と前置きしつつ「男どもはだらしない。男子たちはもっと悔しさを感じないと。MVPだけは絶対に女子に渡すな。そういう気持ちを起こしてほしいね」。故猪木さんの一番弟子は男子勢にハッパをかけ、プロレス界が女子と男子で切磋琢磨していくことを望んでいた。