ソフトバンク・城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO=49)が、仕事始めとなった5日に新シーズンへの意気込みを語った。
みずほペイペイドームで行われた鏡開きにシックなハットをかぶり、着物姿で登場。報道対応の冒頭で、今季から新たに3年契約を締結した小久保監督について「監督の契約延長が一番の補強」と采配面、球団運営への深い理解に厚い信頼を示した上で、編成トップとして今後のビジョンを示した。
今オフはライバル球団がホークスのV3阻止を掲げ、貪欲に強化を図っている。「チーム状況も変わるし、他球団も本気で優勝を狙ってくる。『同じことをやっていても3連覇はない』と、監督もおっしゃっていたし、私もそう思っている。現有戦力じゃなく、新しい戦力が出てきてほしい」と台頭を心待ちにする若鷹に熱いメッセージを送った。
その上で「まだまだ外国の選手も、他球団とのトレードもどんどん模索している段階。シーズン入る前も、もちろんシーズン入ってからも、これが我々(編成)の仕事。ウチのニーズに合う選手がいれば、獲得できるように動きたい。ホークスは積極的に、12球団どこよりも動こうと思っている」とも語り、フロントの矜持を示した。
有原の日本ハム移籍に伴う地殻変動は球団内外、多岐にわたる。新戦力の台頭を望む城島CBOは「(次世代の選手が)活躍してくれないと、四軍制の意味はないと思っている。そこは小久保監督もしっかり理解した上での起用法になると思う。そこについては密に話をしている。もちろん野球っていうのは思惑通りにいかないこともあるが、その時こそ小久保監督と僕の近さ、組織力を見せられると思う」と腕をぶし、先を見据えた。
今オフは昨季までDeNAでプレーしたケイ(ホワイトソックス)を最優先に、国内で実績のある外国人先発投手の補強を目指した。ケイのメジャー復帰に伴い、優先順位を下げて前阪神のデュプランティエ争奪戦に参入。先月中旬時点で「2倍超」の条件を提示したとみられるDeNAに譲る形で撤退した。「有原流出」を念頭に保険的意味合いの強い投手に資金を投じなかったのは、城島体制で健全性が見直された一例と言える。
安定した常勝軍団の構築には、健全性と持続可能性が求められるだけに、新たな流れを歓迎する声は多い。泥仕合を避け、新たな芽は育つか――。













