J1福岡は5日、金明輝監督(44)との契約を、1月4日付で双方合意の上で解除したと発表した。クラブは同日午前に記者会見を開き、第三者である弁護士の確認を経て、金監督の言動に複数のコンプライアンス違反が認められたことを明らかにした。
会見では、昨年末にJリーグから報告を受け、第三者の弁護士による調査を実施した結果、山口均副社長は「このままトップチームを委ねることは難しい」と判断したと説明。本人との面談を経て、契約解消に至ったという。
金監督は2025年シーズンから指揮を執り、リーグ戦は12位で終了。昨年11月には、秋春制へ移行する2026・27年シーズンまでの契約更新が発表されていた。クラブ側は当時について「把握していた事象はあったが、契約更新に支障が出るレベルとは判断していなかった」とした一方、年末にJリーグ経由で新たな情報が寄せられ、調査の結果、より重い事象が確認されたと説明した。
本件の詳細については、関係者への影響や個人情報への配慮から公表を控えるとし、「犯人探しにつながる恐れがある」として、違反内容の具体的な説明は避けた。違反は主に監督と選手との言動に関わるものとしつつ、練習内外の双方が含まれる可能性があることにも言及した。
また、クラブは管理監督責任について「監督個人だけの問題ではない」との認識を示し、役員を含めた責任の在り方や再発防止策について、今後の調査結果やJリーグの対応を踏まえて判断するとした。
金監督本人の反応については、契約解除を伝えた際に「強い後悔を示していた」と説明。後任については、塚原真也ヘッドコーチが当面の間、暫定的にトップチームの指揮を執る。クラブは現時点で交代を前提とはしておらず、状況を見ながら判断するとした。
クラブ代表は会見の最後に「市民クラブとして信頼を損なう事態を招いたことを重く受け止めている。二度と同様の事案が起きないよう、コンプライアンス体制の強化と再発防止に取り組む」と述べ、ファンやスポンサーに謝罪した。











