「今年からは普通にいきますよ」。中日の井上一樹監督(54)が今季のDeNA・藤浪晋太郎投手(31)との対戦で右打者をスタメン起用することを明らかにした。

 中日は昨年、藤浪が先発したDeNA戦は2試合とも敗れた。右打者への150キロを超える抜け球が心配されるため、8月17日の初対戦(中日が延長12回、4―5で敗戦)では1番から9番までオール左打者でスタメンを組んだ。藤浪に日本球界復帰後初勝利をプレゼントした2度目の対戦(8月31日)も遊撃手のロドリゲスを除いて、8人の左打者を先発起用。しかし、ズラリと並べた左打者が不発に終わり藤浪は1勝0敗、防御率0・75とドラゴンズ打線を完全にカモにした。

 それだけに今季の藤浪先発時の選手起用が注目されるが、竜の指揮官は「(右打者?)出しますよ!」「(細川や石伊も?)出しますよ!」と宣言。藤浪に対してスタメンで細川、石川昂、山本、田中、石伊ら右打者を起用していくつもりだ。

 中日にとってDeNAは5年連続で負け越している天敵でもある(※2025年が8勝17敗、24年は9勝15敗1分け、23年が8勝16敗1分け、22年が6勝18敗1分け、21年が10勝13敗2分け)。

「自分たちが現役の頃は、横浜に逆に星をいただきにいくという感覚だった。ウチが横浜に対して苦手意識を持ちすぎていること、そこをまず払拭させる。そこの対策については言えない部分もあるが考えているところがあるので(今年は)大きく負け越すことはないですよ!」(井上監督)

 15年ぶりのリーグ優勝、14年ぶりのクライマックスシリーズ進出のためには、天敵・DeNAに勝ち越すことがマスト。藤浪への右打者解禁宣言は、井上監督の打倒・DeNAに対する強い決意の表れと言えそうだ。