ワールドシリーズ連覇を成し遂げ、今やMLB随一の「王朝球団」と呼ばれるドジャースに不穏な分析が投げかけられた。米メディア「トータル・プロ・スポーツ」は、米スポーツ専門局「ESPN」に属するMLBアナリストのデビッド・ショーンフィールド氏がSNSで「2026年のドジャースは、ここ数年より倒しやすい」と指摘したと報じ、波紋を広げている。

 ドジャースは2024年に大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、タイラー・グラスノー投手(32)らに総額10億ドル(約1568億円)以上を投じ、昨年もブレイク・スネル投手(33)、佐々木朗希投手(24)、キム・ヘソン内野手(26)を加えて盤石の布陣を築いた。その結果、ワールドシリーズ連覇という結果を残したのは事実だ。

 しかし、同氏は、数字の推移に注目する。ドジャースの得点数は23年の906点から、24年は842点、25年には825点と減少傾向にあり「大谷加入後も攻撃力は落ちている」と分析した。

 背景にあるのが、主力選手の高齢化だという。中心選手が年齢を重ねる中で、攻撃力のピークを過ぎつつある可能性を否定できず「この傾向は2026年も続くかもしれない」と警鐘を鳴らした。

 一方で、課題とされたブルペンについては好材料もある。25年に不安定さを露呈した救援陣は、今オフにメッツからFAとなったエドウィン・ディアス投手(31)を獲得。同氏も「2026年は明らかに改善する」と評価している。

 王者であることに疑いはないが、もはや〝絶対王者〟ではない。ESPNの分析は、ドジャースが迎えつつある次の局面を浮き彫りにした。果たして26年、ドジャースは「王朝」をさらに延ばすのか。それとも、挑戦者たちに付け入るスキを与えるのか。MLB全体が、その行方を注視している。