全日本プロレス2日の後楽園ホール大会で合計身長413センチの〝タイタンズ・オブ・カラミティー(ToC)〟こと綾部蓮、タロース組が、世界タッグ王者のオデッセイ&ザイオンに勝利し、第103代王者となった。

 昨年暮れに行われた世界最強タッグ決定リーグ戦で優勝したToCは鳴り物入りでタイトルに挑戦。ザイオン&オデッセイとの対戦は、決勝戦の再現マッチとなった。

〝大怪獣バトル〟とも形容できるド迫力の試合で、序盤は綾部が孤立しToCは劣勢に。しかし代わったタロースとの連係で窮地を脱すると、場外の机の上にオデッセイを据え付け、その上にザイオンを投下。2人に大ダメージを与えた。粘るザイオンも最後は合体チョークスラムで叩きつけ、タロースがフォールし、チームに凱歌をもたらした。

チョークスラムを見舞う綾部蓮(右)とタロース
チョークスラムを見舞う綾部蓮(右)とタロース

 自身初のタイトル奪取となった綾部は試合後、観客に向け「2026年初絶望を味わったか?」と不敵な笑み。さらに「ザイオン、オデッセイからこのベルトを取れてうれしく思うよ。まだまだ戦っていこうぜ」と呼びかけていた。

 次にマイクを受け取ったタロースは「「ドーモアリガトウゴザイマス、ニホン」と感謝すると「3カンチャンピオンニナリタイデス」と日本語で最高峰ベルトに挑戦表明。王者・宮原をリング上に呼び出した。宮原は昨年12月31日の代々木大会で、次期挑戦者を無差別級で募集することを宣言していた。

 リングに現れた宮原の返事はまさかの「ノー」。タロースの挑戦は、ヘビー、ジュニアヘビーではない〝超ヘビー級〟であることを理由に断られてしまった。しかしここでToCは宮原の首をつかみ、ダブルチョークスラムで持ち上げる。焦った宮原から「イエス、イエス」と挑戦受諾の返事を引き出すことに成功。25日幕張メッセ大会での一騎打ちが決定的となった。ToCはゴホゴホとせきこみながらリングを去る宮原を見送っていた。