MLB東の名門球団・ヤンキースが2009年を最後にワールドシリーズ優勝から遠ざかり、辛酸をなめ続けている。

 今年はブルージェイズとの地区シリーズに1勝3敗で敗れて終戦。しかも4試合で34失点を喫するなど、投打に振るわない内容だった。一方、ワールドシリーズは西の名門・ドジャースに2年連続で優勝をさらわれ、昨年は直接対決で敗れ去った。しかも3連覇達成となれば、ヤンキースが1998年から2000年まで達成して以来の快挙に並ばれる。

 ヤンキースの専門メディア「ヤンクス・ゴー・ヤード」は26日(日本時間27日)、ドジャースとの間に開いた〝差〟について検証。その結論は「勝利への強い意欲だ」とし「その原点からこれほど逸脱していることはいら立たしいが、それが現状であり、この流れを止めなければならない」と厳しく追及した。

 その例に出されたのは、地区シリーズで不発だったボルピらで「三振、三振、さらに三振を重ねた姿とは(ドジャース勢と)対照的だ。彼は15打席で11三振を喫し、そのたびに無表情でうつろなまなざしでベンチに戻っていった」とバッサリ。こうした闘志を失ったかのような選手の姿勢だけでなく、フロントの責任も問い「ヤンキースは成功に必要な意欲と決意を持たない選手を多く獲得してきた」と斬り捨てた。

対照的にWS連覇した大谷はこの表情(ロイター)
対照的にWS連覇した大谷はこの表情(ロイター)

 さらに、オニールやリベラら往年のスターたちとも比較。「この街(ニューヨーク)、メディア、ファン、そして期待に圧倒されることは簡単だっただろう。しかし、彼らはそうならなかった。なぜなら、彼らの心の中では勝つことだけが重要だったからだ」と指摘した。

 ドジャースのフリードマン編成本部長は連覇を果たせた要因について「選手たちの中に築き上げられた文化、彼らが勝利をどれほど切望しているかは、いくら語っても語り尽くせない」とも話していた。同メディアは「フリードマンは自チームを称賛したが、その言葉には真実味がある」と宿敵ながら素直に受け止めた。

 屈辱にまみれたヤンキースは26年シーズンで大逆襲に転じるのか見ものだ。