ソフトバンクは18日、小久保裕紀監督(54)と来季から新たに3年契約を締結したと発表した。一軍監督に就任した2024年は4年ぶりにペナントレース制覇に導き、今季はリーグ連覇と5年ぶりの日本一を奪還して「正力松太郎賞」を受賞。手腕を高く評価する球団は、小久保監督に「長期政権」を託すことで常勝の安定化を図る狙いだ。

 三笠杉彦GMは「(26年までの3年)契約の最終年を待たずして、さらに中期的な視点で2年連続日本一、リーグ3連覇へ集中してもらいたいという観点で、このタイミングとなりました」と経緯を明かした。

 結果を残した2年間のタクトはもちろん、球団が理想に掲げるチームづくりへの理解と推進力が、契約最終年を待たずして28年までの続投決定という信頼を生んだ。三笠GMは「従来のすべてのことをご自身でやられるというスタイルの監督ではなく、任せるところはコーチに任せ、フロントとの連携みたいなところを含めたマネジメント力(が高い)。ご自身の職務を認識ながら、ご意見を言っていただきながらも、任せるところは任せる。チームの強化にまつわるものをコーディネートする能力が高い方だと思っている」と長期政権を確約するに至った理由を説明した。

 今季からフロントトップに城島健司CBO(49)が就任。チーム編成をつかさどる責任者との強固な信頼関係も、小久保政権のさらなる継続を後押しする大きな要因となった。「王イズムの継承」を掲げる2人。現役時代から忖度なく言い合える仲だった。中長期的な視野に立ち、密な連携でチームを強化してきた名コンビが腰を据えて理想的なチームづくりにまい進する。

 小久保監督は球団を通じて「引き続き王イズムの継承、最先端技術を取り入れた指導の下、強いチームをつくってまいります」とコメント。来季は1989年の福岡移転後初となるパ・リーグ3連覇がかかる。孫正義オーナー(68)がリーダーとしての資質に一目置く54歳。城島CBOと強力なタッグを組み、球史に残る常勝軍団を築き上げる。