米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(ジョージア州カレッジパーク)が10日(日本時間11日)に放送され、AEW女子世界タッグ王座決定トーナメント決勝戦で、トニー・ストーム&白川未奈の「タイムレス・ラブ・ボムズ」は、ウィロー・ナイチンゲール&ハーレイ・キャメロンの「ベイブス・オブ・ラス」に惜しくも敗れ初代王座取りに失敗した。

 ラブ・ボムズは里歩&アレックス・ウィンザー、メーガン・ベーン&マリーナ・シャフィールを破り決勝戦に進出した。相手のベイブスも人気者だけに、両チームはクリーンファイトの真っ向勝負を展開する。白川は序盤から得意の胸振りパフォーマンスを決めて、気合満点だ。体格で勝るベイブスにつかまってローンバトルを強いられたが、「なめんなあ!」と叫びながらトルネードDDTでウィローを吹っ飛ばして逆転。ハーレイの足を決めながらウィローをDDTで叩きつける荒業から、ハーレイを足4の字固めで絞り上げた。

得意の胸振りパフォーマンスを見せる白川未奈(©All Elite Wrestling)
得意の胸振りパフォーマンスを見せる白川未奈(©All Elite Wrestling)

 ここでトニーとウィローもリングインして、4人入り乱れての攻防に。白川がウィローにスリングブレイドを発射すると、同時にトニーはハーレイから同じ技を浴びて4人がリング中央でダウン。新設の女子タッグ王者を決めるにふさわしい熱闘に、観衆からは何と「AEW! AEW!」の大チャントが上がった。

 ラブ・ボムズは白川の雪崩式スリングブレイドからトニーのストームゼロをハーレイに決めて、勝負に出た。白川がカバーしたが、ウィローがセントーンでカットに入り、3カウントを奪えない。白川は好機にローリングエルボー、バックブローを放ってラッシュ。とどめのグラマラスドライバーMINAの体勢となるが、ハーレイに切り返されフィニッシュムーブで叩きつけられた。最後はウィローの必殺ガットレンチパワーボムでマットに沈められ、3カウントを聞いた。

 奮闘及ばすトーナメントは準優勝に終わり、新設のベルトを奪取できなかった。それでも白川とトニーは、優勝インタビューを終えたベイブスに近づき、ノーサイドの握手を求めた。バックステージでも初代王者を祝福し、潔く敗戦を認めた。

 白川は自身のXに「史上初の王者は永遠に記憶されるもの。私たちがその歴史をつくりたかった。私はいつもベルトに手が届く一歩手前で失敗してしまう。でもこの痛みを正面から受け止め、トニーと私は絶対にその王座を獲得する。決して諦めない」と投稿。初代王者にはなれなかったが、改めて同王座奪取の誓いを立てていた。