世界一軍団が泰然自若だ。ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督(53)が8日(日本時間9日)、フロリダ州オーランドで行われているウインターミーティングで今オフの補強の方向性に言及した。

 2023年オフは大谷翔平投手(31)と史上最大(当時)となる10年総額7億ドル(約1015億円)のメガ契約を締結。支払いの大半を後払いにする契約内容も賛否を呼んだだけでなく、山本由伸投手(27)とは12年総額3億2500万ドル(約465億円)で合意した。年数も金額も投手としては最大規模で野球界の枠を超えて世間を驚かせ続けた。

 しかし、今オフはこれまでのようなド派手な大型補強は行わない見通しという。球団専門メディア「ドジャース・ウェイ」は、ロバーツ監督が「我々が大きな動きをする必要はまったくないと考えています」と発言したことに着目。「デーブ・ロバーツが期待外れのオフシーズンの計画でファンの期待を打ち砕く」と報じた。

 ワールドシリーズ連覇を成し遂げたものの、救援陣や外野に〝穴〟はある。ただ、同メディアはブルペン強化の新戦力候補にスアレスやベーダー、外野の補強にヌートバーやクワンらの名前を挙げつつも「スアレスにタナー・スコット以上の契約を結ぶことを決めない限り、これらの動きはいずれも『大きな動き』とは言えない」と断定。スコットの4年総額7200万ドル(約112億円)の規模には及ばないとみている。

 もっとも、大谷や山本の時のように何が何でも仕留める〝本気〟を見せない背景には理由がある。同メディアは「(編成本部長の)フリードマンが過去2度のオフシーズンで大々的な動きを見せたことで今回は気楽に過ごせる」「基本的に陣容は整っている」と指摘。そもそも大補強に乗りだす必要がないと判断している。

 とはいえ、毎年のようにオフの主役を飾ってきただけに「ドジャースファンにとっては、この数か月は退屈なものになるだろう」とも…。戦力が充実している半面、やや物足りなさもあるようだ。