ドジャースの外野再編が、思わぬ〝余震〟を引き起こしている。米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」によると、今オフ強化ポイントである外野守備の改善を巡り、球団内で「誰を差し出すのか」が最大の論点に浮上。フロント幹部間でも「ヘルナンデス放出は大きな損失。むしろ本命の放出要員はキム・ヘソンだ」という主張が噴き出しているという。
ドジャースの外野守備は2025年シーズンを通じて安定感を欠き、守備指標もリーグ18位と低迷。しかし批判の矛先となるテオスカー・ヘルナンデス外野手(33)は、今年のポストシーズン17試合で6本塁打、17打点をマークするなど勝負強さは折り紙付き。ワールドシリーズ第3戦での先制弾は記憶に新しく、攻撃面での価値は計り知れない。
その一方、カージナルスではチーム再建へ舵が切られる中、MLB屈指のユーティリティープレーヤーと称されるブレンダン・ドノバン内野手(28)が放出要員となる可能性が急浮上中だ。打率2割8分7厘、10本塁打、50打点という打撃に加え、二塁・遊撃・左翼を守れる守備力は圧巻。失策はわずか4つで、通算の守備指標も大きくプラスとなっている。
ストーブリーグで市場を注視するMLB他球団の編成担当者の間からも「守備強化を本格化するなら、ドノバンは理想的な補強」と評価する声が挙がっており、ドジャースも例外ではない。
では誰を差し出すのか――。ドジャース関係者の証言を基にし、同メディアは記事内で明確に踏み込んでおり「ヘルナンデス放出はリスクが高すぎる。交換要員はキム・ヘソンがベスト」と断じている。
ドジャースのキム・ヘソン内野手(26)はメジャー1年目の今季71試合で打率2割8分、3本塁打、17打点。機動力と内野の柔軟性は魅力だが、3連覇を狙うチームの〝V計算戦力〟としては「インパクトが弱い」との見方が球団内でも多数を占めつつある。ヘルナンデスを残しつつ、ドノバンを獲れるならば「明確なアップグレード」というのが同メディアの論調だ。
守備重視か、攻撃力維持か。重要な岐路に立たされたドジャース。ドノバン獲得交渉の行方が、キム・ヘソンの去就を大きく揺さぶっている。












