ワールドシリーズ(WS)で3連覇を目指すドジャースが、物静かなストーブリーグを迎えている。

 今季は球団初となるWS連覇を成し遂げたが、残された課題も少なくなかった。中でも再三指摘されてきたのがリリーフ陣だ。最たる例は昨オフに4年総額7200万ドル(約112億円=当時のレート)で加入したタナー・スコット投手(31)だろう。実に10度のセーブ機会で救援に失敗。今季のメジャーワースト記録を打ち立てる不名誉となり、ポストシーズンではロースターから外された。

 スコット以外にもトライネンらも精彩を欠き、リリーフに失敗するたびに本拠地のファンがブーイングを浴びせる異常な光景も広がった。だが、編成トップであるアンドリュー・フリードマン編成本部長(49)はFA市場から実力者を〝乱獲〟することには慎重姿勢だという。

 地元紙「オレンジカウンティー・レジスター」が8日(日本時間9日)に報道。フリードマン本部長は「来季は多くの才能ある救援投手が戻ってくると思うし、それがチームの強みになると感じている」と話し「もちろん、グループの成績には大きなばらつきがあるが、重要なのはパフォーマンスです。強化、向上させられるならそうするつもりです。しかし、それ(補強)が必須だとは思っていません」と明言している。

 来季のロースターにはスコットやベシア、トライネン、バンダ、ドライヤーらが名を連ねる見込み。米メディア「ドジャーブルー」は「2025年シーズンを全休したグラテロルの復帰が期待される。肩の手術を受けたスチュワートは後半戦での起用が選択肢になり得る」と〝新戦力〟への期待も伝え、フリードマン本部長の発言に「ドジャースはブルペンを補強する余地があるものの、現メンバーに期待を寄せる姿勢は当然といえる」と理解を示した。

 ドジャースの補強候補には、ディアス(メッツFA)やスアレス(スアレスFA)らの名前が盛んに取り上げられているが、このまま大型補強を封印するのか。