ドジャースはどう出るのか。ワールドシリーズ3連覇に向けたオフの動きに警戒感が強まっている。

 豊富な資金力をバックに大型補強を連発してきたため、移籍市場での関心も〝別格〟。今オフの補強ポイントは何といっても、スコットを筆頭に不振を極めたブルペン陣にある。MLB通算253セーブを誇り、メッツからFAとなっているエドウィン・ディアス投手(31)を獲得するかも焦点の一つだ。

 米メディア「ヘビー」は7日(日本時間8日)、「ドジャースがメッツの救援陣を崩壊させる」と予想。弱点を埋めることは当然としても、同メディアは補強とともにライバル球団を弱体化させる側面にフォーカスした。今季のディアスは62試合(66回1/3)に登板して28セーブ、防御率1・63と圧巻の成績。奪三振数はイニング数を大きく上回る「98」で奪三振率は「13・30」、被打率1割6分4厘と改めて鉄壁ぶりを知らしめた。

 しかし、メッツは10月のポストシーズンに進出できず、まさかの敗退。6月12日(同13日)時点でナ・リーグ東地区の首位に立ち、2位に5・5ゲーム差もつけていたにもかかわらず急失速した。同メディアは「その日からディアスは39試合に登板し、自責点を許したのはたった3試合。しかも各試合で1点ずつだった。複数の自責点も2試合だけでいずれも4月だった」と強調。登板すれば勝利がほぼ確定したディアスが流出すれば、もはやブルペンの核がなくなり、チームは奈落の底に転げ落ちるというわけだ。

 米メディア「ジャスト・ベースボール」で編集長を務めるエリック・トルーデン氏は「ドジャースは資金を惜しみなく投じ、市場で入手可能な最高のFA選手をほぼ誰でも獲得できる立場にあり、世界中のファンをいら立たせる可能性がある」とディアスの〝強奪〟を指摘していた。ウインターミーティングは7日(同8日)に開幕し、今後の動きはますます目まぐるしくなりそうだ。