ドジャースの〝守護神不安〟が、ついにMLB公式サイトからも突き付けられた。「MLB.com」のトーマス・ハリガン記者が同サイト上でクローザー問題に関する異例の〝3つの質問状〟を投げかけ、名門球団の弱点を公開直撃した。
同記事がまず指摘したのは、昨季ブルペンの総崩れ。4年7200万ドルで獲得したタナー・スコット投手(31)は10度のセーブ失敗で大炎上。ブレーク・トライネン投手(37)も復帰後の安定感を欠き、カービー・イェイツ投手(38)も精彩を欠いた。頼みの綱が次々と崩れた結果、メディアやファンの間でドジャースのリリーフ陣は「junk(ガラクタ)」などと揶揄されるほどの惨状となった。
その影響で今年のレギュラーシーズン終盤からポストシーズンまで本来先発復帰予定だった佐々木朗希投手(24)が急きょクローザーに回る異例の展開を強いられた。佐々木の好投によって何とか救われる形になり、世界一連覇は果たしたものの来季に向けてのブルペン問題は一切解決していない。
そんな中、MLB公式が提示した2つ目の質問「ドジャースはトップクローザーを再び狙うのか」という問題提起がファンの視線を集めている。その筆頭候補が今オフ、メッツからFAとなったエドウィン・ディアス投手(31)だ。今季はトレバー・ホフマンNL(ナ・リーグ)最優秀救援投手賞を獲得し、98奪三振・防御率1.63という圧巻の成績を残した剛腕。今季終了後にメッツとの契約をオプトアウトし、FA市場では5年総額1億ドル規模の大型契約を要求するとみられている。
本来なら、同じくFAとなっていたライセル・イグレシアス投手(35)も候補に入っていたが、ブレーブスが単年1600万ドルで電撃残留を決定。水面下でオファーを送っていたともっぱらのドジャースは事実上、FA市場の大物としてはディアス一本に照準を定める形となった。
MLB公式は「スコットの不振と失点続きの救援陣を抱えたまま、3連覇に挑むのは無謀」とバッサリ。球団がディアス獲得を成し得られるかどうかが、来季の命運を左右すると強調している。
世界一連覇という輝かしい結果の裏で、9回の不安はまったく拭えていない。ドジャースが最強軍団を名乗り続けるには、まず最後の1イニングを託す男を決める必要がある。
その答えはディアスなのか、それとも――。












