フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(6日、愛知・IGアリーナ)男子を制したイリア・マリニン(米国)の5回転ジャンプ実現の可能性について、皇帝エフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)が語った。

 マリニンは男子フリーで6種類7本の4回転ジャンプを着氷させ、自身が持つ世界最高得点を更新する238・24点をマーク。合計332・29点で3連覇を達成した。

 ロシアメディア「スポーツ」によると、プルシェンコ氏は自身のSNS「テレグラム」で、マリニンについて言及。「イリヤ・マリンは21歳でGPファイナルで世界記録を樹立し、歴史を作った。7つの4回転ジャンプ。宣言したことは実行した!」などと称賛。

「彼は今、他のライバルたちとは技術的に別次元のレベルにいる! そして、これはまだ彼の限界ではない。彼を育てた両親をよく知っているが、彼らは本当に素晴らしい息子を育て上げた。イリアは、不可能を可能にする方法を正確に知っている!」と今後もさらに成長を遂げると指摘した。

 さらにプルシェンコ氏は「15年前のバンクーバー五輪記者会見で『4回転ジャンプが未来だ』と言ったとき、2025年に誰かが7つの4回転ジャンプを跳ぶって言われたら、絶対信じなかった! その後、私の発言を受けて、ISU(国際スケート連盟)は4回転ジャンプの採点基準を引き上げました。そして、それがフィギュアスケートを驚異的なスピードで前進させたのです」と自身の過去を重ねて熱弁した。

 プルシェンコ氏はマリニンの今後について「次は何が起こるのか? イリアは5回転ジャンプを成功させるのか? 間違いなく、それは5S(サルコー)になるでしょう!そして、近い将来にそれが実現すると私は確信しています!」と5回転ジャンプを成功させると断言した。

 皇帝をも納得させる強さのようだ。