明治安田J1リーグを9年ぶりに制した鹿島の鬼木達監督(51)が、エースFW鈴木優磨(29)の〝献身性〟を絶賛した。

 鹿島は6日の最終節を首位で迎え、ホームで横浜Mを2―1で下し、自力Vを決めた。今季、鈴木は全試合に出場して10得点をマークするなど、攻撃の要として圧倒的な存在感を示した。

 就任1年目の鬼木監督は、リーグ優勝に導いたエースの姿勢に言及。「彼の一番、尊敬できるところは、チームが勝つことを誰よりも強く願っている。FWであれば当然、自分のやりたいポジションもあるだろうけど、チームが勝つために自分が何をすべきか常に考えている。また、すごいところで言えばケガをしない。1年間こうやって戦えるのは、普段から食事やケア、睡眠、トレーニングを全部きちんと考えて行っている。それがあるからプロとしてやってこれている」と称賛した。

試合後、鈴木優磨(上)から水をかけられるJ1鹿島・鬼木監督
試合後、鈴木優磨(上)から水をかけられるJ1鹿島・鬼木監督

 また、鈴木は「(鹿島に復帰した)この4年間で正直、僕が一番、負けた時に責任を負っていたと思う。今年(鬼木)監督が来て『負けた時の一番責任は俺だから。思い切ってプレーしろ』と、みんな言われて。実際にそれは感じていたし、僕たちも思い切ってプレーすることができた」と指揮官に感謝する。

 さらに「監督自身が妥協を許さないので、点を取った次のシュートでも、普通に怒られる。あまりないですよ、FWで点を取って、次のシュートで気持ちよく打って…。でも、そこはやっぱり監督さすがだなと。チーム全員、現状に満足させず、もう一個上を目指させる。チーム力アップにもつながるので」と、チーム全体での意識の変化を明かした。

 エースと指揮官による信頼関係の深さが、リーグ制覇の一因となったようだ。