5度目の正直へ、最高のスタートを切った。カーリングの2026年ミラノ・コルティナ五輪最終予選初日(5日=日本時間6日、カナダ・ケロウナ)、女子1次リーグ初戦が行われ、日本代表のフォルティウスは米国に8―4で勝利。中盤まで一進一退の攻防を繰り広げるも、後半に突き放した。

 3月の世界選手権では黒星を喫したが、同じ過ちは繰り返さなかった。5―4の第9エンド(E)にスキップ・吉村紗也香の好ショットで2点を奪うなど、粘る米国に対して最後までフォルティウスが優位に試合を進めた。試合後の吉村は「第1Eから2点を取ることができて、常にリードすることができた。初戦から一つひとつのショットも決まっていた」と納得の表情を浮かべた。

 吉村はジュニア時代から名スキップとして注目を集め、常呂高(北海道)時代から五輪の舞台を目指してきた。しかし、過去4度の挑戦はいずれもあと一歩のところで涙をのんだ。かねて「ずっと目指してきた場所」の切符を勝ち取るべく、初戦から高いショット成功率を記録。「初戦を勝てたのは大きい」と手応えを口にした。

 最終予選は8チームで争われ、上位2チームが五輪行きのチケットを獲得。総当たりの1次リーグで上位3か国に入った上で、プレーオフで勝利する必要がある。「さらに精度を上げていけるところがある。今できることに集中したい」ときっぱり。カーリング関係者から「まず1つ目の山場になるだろう」との声が上がっていた中で、大きな1勝を手にした。