阪神・石井大智投手(28)が4日、NHKで放送された「ほっと関西」に坂本誠志郎捕手(32)とともに生出演。今オフには数多くのオファーが届いているというが「断ってるものもたくさんあるので。それは来季自分が成績を残すために時間を充てたいというところ。でも、こういう機会はすごくいい経験になると思います」と自らを律しており、浮つく様子は全く見られない。

 2025年シーズンは無双投球で50試合連続無失点の偉業を達成。チームを史上最速のリーグ優勝に導くとともに、虎の最強リリーバーとして存在感を放った。しかし、そんな無双右腕が思わず身構える〝天敵〟はまさかの猛獣だった。

 高専時代までを過ごした地元・秋田での雪かきの話題に及んだ瞬間、「クマに襲われたくないので」とキッパリ。連日報道されている全国のクマ被害は故郷の秋田でも深刻化しており、冬眠そっちのけで空き家に立てこもるなど住宅街や通学路にまで出没している。

 石井の実家からも「出た」と警告の電話連絡が入るほど。過去にはカモシカが家の前の道路を通っていたこともあったというが、「クマになると怖いので。(家から)50メートルぐらいかな」と近すぎる距離に恐怖感をひた隠しにしつつ、思わず苦笑いを浮かべるしかなかった。

 それでも鍛錬への意識は揺るがない。12月を「筋肥大の時期」と位置づけ、「今年は〝一回り大きく〟というのを1つの課題としてやっているので。それをパフォーマンスに還元するために、去年よりも早い1月ぐらいから始めなきゃいけないなというのもあります」とさらなる進化を見据えた。

 無双の投球でチームを支え、なお巨大化を進める石井ですら恐れる存在。全国を震撼させる野獣の影響力は、虎戦士の冬にも確かに及んでいるようだ。