阪神・及川雅貴投手が3日に兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸3000万円から3倍超となる、年俸1億円でサインした。

 プロ6年目の今季は12球団最多の66試合に登板し6勝3敗46ホールド、防御率0・87と圧倒的な数字を残し、チームのセットアッパーに定着。藤川監督が「チームの心臓」と位置付けるブルペン陣の中核としてフル回転し、2年ぶりとなるリーグ制覇に大きく貢献した。

 芽が出そうでなかなか出なかった過去5年のキャリアから、今季は一気に大ブレーク。「年間を通して一軍で戦い抜くことは目標にしていたところ。プロ野球を味わいました」と照れ笑いを浮かべた左腕は「満足できる評価をしていただいた」と大台到達に充実感を漂わせた。

 ブルペンという居場所で支え合いながら、最後まで戦い抜いた仲間たちへの感謝も忘れなかった。「岩崎さんがリーダーとして『中継ぎはワンチームだ、家族だ』と言ってくれて。助け合いですよね。自分がもちろん助けられたこともありますし、自分が助けたこともあるので。いいチームワークでやれたので来季も続けていきたい」と及川は語る。

 今オフはまず、酷使した肉体のケアに専念。「シーズン中も、肩肘よりも下半身の疲れを感じることが多かった。肩肘は使わなければ休まりますが、下半身はどうしても常に自分の体を支えるところなのでしっかりとケアしていきたい」。次の階段を確実に上るためにも、地に足を着けながら冬を過ごす。(金額は推定)