一体、誰? 米国・WWEのPLE「サバイバーシリーズ:ウォーゲームズ」(11月29日=日本時間同30日、カリフォルニア州サンディエゴ)で行われた5対5軍団対抗戦・男子ウォーゲームズは、何とも不穏な幕切れとなった。
今年は統一WWE王者コーディ・ローデスと世界ヘビー級王者CMパンクが共闘し、〝OTC〟ローマン・レインズ、ウーソズ(ジミー&ジェイ・ウーソ)と豪華チームを結成。ライバル同士がつながったが、代理人ポール・ヘイマン率いるチームも超強力だ。勢いに乗る「ザ・ビジョン」のブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード、レスラー兼人気ユーチューバーのローガン・ポール、元世界王者のドリュー・マッキンタイアに、〝ビースト〟ブロック・レスナーまで加わった。
試合は当然激戦となり、9人目にレスナー、最後にレインズが現れると、2人は場外で大乱闘を繰り広げる。リング内でも両軍入り乱れての激しい攻防となる中、パンクはローガンのメリケンサックパンチをかわしてGTSを見舞った。完全に決まったが、全身黒装束の男が突如、金網をよじ上ってきた。リング内に下り立った黒覆面はあっけにとられるパンクにスーパーキックを叩き込むと、ストンプで踏みつけて世界王者をダウンさせた。
黒覆面に助太刀されたブレイカーも、あっけにとられた様子。しかも黒覆面はフードを脱ぐことなく、正体を明かさないまま反対側の金網を上がってリングから去っていった。このチャンスを逃さす、最後はWWE殿堂者リック・スタイナーの息子、ブレイカーがスーパースピアーをパンクにぶち込んで、世界王者から値千金の3カウントを奪った。
謎の黒覆面は何者なのか? 同大会を生中継した「ABEMA PPV」の日本語実況では、ストンプを必殺技とするセス・ロリンズ説が浮上。ただロリンズは負傷欠場中の上に、ブレイカーとリードに裏切られてビジョンから追放されており、ブレイカーを助けるとは考えにくい。ファンの間では所属する米AEWを欠場中のクリス・ジェリコの復帰を期待する声が上がっていたが、契約トラブルに発展するだけにそれはないだろう。CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHことポール・レベック氏は、大会後のポストショーで「最後に現れた仮面の男は誰だったのか?」と、しれっと言ってのけたが…。
さらに敗れた豪華チームでは、レインズはパンクと拳を合わせたものの、コーディとはにらみ合った。〝OTC〟はコーディとパンクのベルトに照準を合わせており、共闘してもノーサイドではない。黒覆面の正体も含めて、プロレスの祭典「レッスルマニア42」(来年4月18、19日、ネバダ州ラスベガス)へ向けた戦いは、もう始まっている。













