エンゼルスがアンソニー・レンドン内野手(35)の契約最終年の契約をバイアウト(買い取り)することを協議していると26日(日本時間27日)、明らかになった。米スポーツ専門局ESPNが報じたもので、このまま引退する見通しだという。

 レンドンは2019年オフに7年総額2億4500万ドル(約383億円)の大型契約でエンゼルス入り。しかし、故障で欠場を繰り返し、6年間で60試合以上にシーズンはなく、今季も今季股関節手術で全休。「MLB史上最悪の契約」とも呼ばれている。

 問題発言も多く、2024年には「野球が家族よりも優先されたことは一度もない。仕事だ」と断言し、メディアや批評家から非難された。そんな〝問題児〟を、昨季エンゼルスでともにプレーしたケビン・ピラー氏(36)が擁護した。

 この日、米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したピラー氏はレンドンの「仕事発言」を引き合いに出し「アンソニー・レンドンはおそらく史上最も誤解されている選手の一人だ。彼は自分の信念をはっきりと主張しているけど、他の選手たちが言っていること以外は何も言っていない」「多くの人にとっては野球を忘れがちだ。イエス、私たちは野球を愛して情熱を持っている。でも結局のところは仕事なんだ」と発言。2011年にナショナルズから1巡目指名されたレンドンがメジャーを目指していたルーキー時代は「非常に努力していた」と振り返った。

 さらに「彼がエンゼルスで過ごした時間が良くなかったのは本当に残念だ」と元同僚の胸中をおもんぱかりつつ「素直に言えば、これは史上最悪の契約として記録されるだろう」と〝不良債権〟だったことは認めた。 

 ピラー氏はブルージェイズなどで活躍。メジャー13年で外野手として通算1234試合に出場し、打率2割5分5厘、114本塁打、469打点をマークした。24年にエンゼルスで1年間プレーし、翌25年のシーズン中にレンジャーズで引退を表明した。