〝金の卵〟はどこを守るのか――。阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22=創価大)が日に八王子市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円+出来高5000万円、年俸1600万円で仮契約に合意。「具体的な数字や金額の話があり、少しずつ実感が湧いてきました。(契約金は)今までいろんな方に支えていただいたので、少しでも形として残していければ」と謙虚に語った。
〝世代ナンバーワン・スラッガー〟として打撃に期待がかかるが、早くも議論を呼んでいるのが守備位置だ。立石の大学時代の本職は三塁手。さらに2年春には一塁手としてベストナインを受賞し、4年時には二塁も守るなど〝内野万能型〟だった。
ところが、阪神の内野は一塁・大山、二塁・中野、三塁・佐藤輝と盤石の布陣。加えて藤川球児監督(45)は就任当初から複数ポジション制を掲げていることもあり、固定できなかった左翼で起用される可能性もある。立石自身は「どこでもやろうという気持ちです。(外野守備も)楽しみながらやってます」と前向きに取り組んでいるという。
とはいえ、編成事情は数年で大きく変動する可能性もある。今季の大山は本塁打数が伸び悩むなど、年齢的にも一塁手の後継問題は避けられない。前川や引退した原口も一塁に就いたものの専任とはいえず、穴を埋めきれなかったのが現実だ。
さらに佐藤輝は本塁打&打点で打撃2冠に輝き、ゴールデン・グラブ賞も獲得するなど大躍進。将来的なMLB挑戦も現実味を帯びてきている。そうした背景を踏まえると、立石が一塁や三塁に回る可能性も十分残されている。
まずは外野で出場機会を得ながら〝本職回帰〟となるのか。それとも実力で内野の定位置をつかみ取るのか、1年目から見どころが尽きなさそうだ。(金額は推定)












