米下院監視委員会の民主党議員らは、性犯罪者として有罪判決を受けた故ジェフリー・エプスタイン元被告の財務状況、取引、性的人身売買疑惑に関する2万3000件の新たな文書を12日に公開した。電子メールの記録からはアンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏(元アンドルー王子)が、被害者とされる故ヴァージニア・ジュフリーさんと写真を撮っていたことをエプスタイン元被告が認めている記述が発見された。米ピープル誌が13日、報じた。

 公開された文書では少なくとも1通のメールには、アンドルー元王子とエプスタイン元被告の被害者であるジュフリーさんとの関係について言及されている。

 2015年、アンドルー元王子は、ジュフリーさんがエプスタイン元被告を相手取って起こした訴訟で被告として挙げられ、ジュフリーさんは17歳の時に元王子に性的人身売買され、3回性的関係を持ったと主張していた。

 アンドルー元王子は繰り返し不正行為を否定しており、これまで、ジュフリーさんと会ったことはないとして、2011年に明るみに出た2人が腕を回している写真は偽造された可能性があると主張してきた。

 元王子は2019年にBBCの「ニュースナイト」で行われたこの写真に関するインタビューで「この写真が加工されたかどうかは誰にも証明できないが、この写真が撮影されたことは覚えていない」と語っている。

 しかし、新たに公開されたメールは、これらの主張に反論できる可能性がある。2011年7月にエプスタイン元被告の広報担当だったペギー・シーガル氏に送ったメッセージの中で、エプスタイン元被告は「確かに彼女(ジュフリーさん)は私の飛行機に乗っており、アンドルーと一緒に写真を撮った」と記していた。写真は元被告が撮影したとされている。

 このメールは元被告の遺品の中にあった2万ページ超の文書と共に公開された。

 今回公開された文書では、ジュフリーさんの証言の信用性を失わせようと、エプスタイン元被告が画策していたことも明らかになった。元被告は2011年7月に広報担当に送ったメールで「アンドルー王子を告発するあの少女は簡単にうそつきにできる。バッキンガム宮殿は喜ぶと思う」と書いている。