MLBの2025年シーズンはドジャースのワールドシリーズ連覇で幕を閉じた。世界が注目した頂上対決では球場を訪れた多くのVIPたちも取り上げられたが、英国王室のヘンリー王子が謝罪に追い込まれる事態となっている。同国の国営放送「BBC」が6日(日本時間7日)に伝えた。

 ヘンリー王子はドジャースファンのメーガン妃とともに第4戦(10月28日=同29日)を観戦。ドジャースの帽子をかぶり、ブルージェイズとの熱戦をバックネット裏から見守る姿は多くの海外メディアに報じられた。その立場上、特定の球団を支持することに多くの反発も招き、ブルージェイズの本拠があるカナダの民放大手「CTV」のインタビューで「(ドジャースの)帽子をかぶったことをカナダに謝罪したい」と釈明した。

 第4戦が行われたのはドジャー・スタジアム。ブルージェイズではなくドジャース側に立った理由はオーナーから直々に招待されたためで「礼儀としてそうするべきだ」と考えたといい「私は強要されていた。ほとんど選択肢がなかったのです」と説明した。インタビューの間、ヘンリー王子はブルージェイズの帽子をかぶり「頭頂部の髪の毛がかなり薄くなり、しかもライトの下にいると近くにある帽子なら何でもかぶるよ」とジョークも飛ばした。

 ただ、「BBC」はヘンリー王子が置かれた特殊な状況はさて置き、ドジャースの帽子をかぶったことに対して「英連邦加盟国であるカナダの多くの人々を不快にさせた」「ヘンリー王子の父であるチャールズ国王は、カナダおよび他の13の英連邦王国の国家元首である」と報じている。