広島の宮崎・日南キャンプで、入団2年目の滝田一希投手(23)が3日、ブルペンで231球の投げ込みを披露。2026年の飛躍へ不退転の決意を示した。
今キャンプでは各投手が競うように、ブルペンで投げ合う中「自分もそういう部分でも、しっかりと投げられるところを見せていかないといけないと感じた」と無心で腕を振った。見守った新井貴浩監督(48)も「本当に成長している。200球超えても球威が落ちないし、馬力がある」と、その投げっぷりを絶賛。戦力として期待値を上げた。
来季は大卒3年目。変則的なフォームから繰り出される最速153キロの直球とチェンジアップ、スライダーは指揮官の言葉通り威圧感たっぷりで、力で打者を封じする強みがある。一方で課題の制球力については「やっぱりプロは甘くないです」と本人も自覚済み。カウント不利な状況から投げた球を痛打された苦い経験もあるだけに、各球種を〝操る術〟を得ることが飛躍のカギとなる。
そんな中で〝追い風〟となるのは、来季の一軍投手コーチ就任が決まり、次クールからキャンプに合流予定の石井弘寿投手コーチ(48)の存在だ。現役時代はヤクルトで02年に69試合で、防御率1・51とブレークを果たし、最優秀救援のタイトルを獲得すると以降は燕の中継ぎエースとして、04年にはアテネ五輪、5年には抑えで37セーブと、燕のブルペンで一時代を築いた。
そんな新たな師匠と滝田は「左腕」というくくりだけなく、150キロの直球、変化球の持ち球も酷似。そもそも新コーチも、制球が安定した後にブレークを果たしている。それだけに滝田も「体の使い方や、体のどこを意識して制球につなげているかを聞いてみたいです」と新コーチとの対面を心待ちにしている。
00年前半のヤクルトで〝無双〟を誇り、かつてはメジャーも注目した剛腕セットアッパーの教えは、3年目の飛躍を期す滝田にとっても心強い材料となりそうだ。











