米国・AEWの「AEW COLLISION」が1日(日本時間2日)に放送され、AEW統一王者オカダ・カズチカ(37)と、新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)の〝険悪タッグ〟が、辛くも勝利を収めた。

 オカダと竹下は同じ「ドン・キャリス・ファミリー」の一員ながら、緊張関係が続いてきた。10月18日のPPV大会では2人でAEW世界タッグ王座に挑戦したものの、不仲を露呈して敗れ去った。前回「DYNAMITE」では2人の関係を改善しようと「ドン・キャリス・ファミリー・サミット」が開催されたが、ドン・キャリスの説得もむなしく、オカダは竹下の握手に中指を立て和解に応じなかった。

 この日は再び2人が危険がタッグを組んで、マックス・キャスター&アンソニー・ボウエンズと激突。序盤からリング内のオカダがコーナーに控える竹下とにらみ合い、連係が取れない。オカダがキャスターにコーナーからダイビングエルボードロップを決めて、得意の中指式レインメーカーポーズ。ところが、オカダの中指は何とコーナーのIWGP王者に向けられた。さらにオカダが竹下に連係攻撃を指示し、コーナーへのキャスターにエルボーアタック。だが竹下の番になると、キャスターの体を引き寄せて、竹下の攻撃を不発に終わらせた。

 神経を逆なでされた竹下はオカダに詰め寄るが、統一王者は涼しい顔でコーナーに戻れと合図する。竹下もコーナー上段から雪崩式ブレーンバスターを決めようとする統一王者を下から抱え上げた。ボウエンズだけではなくオカダごとパワーボムで投げ捨て、タッグパートナーにもダメージを与えてしまう。最強コンビは不穏な空気のまま劣勢が続く中、竹下がボウエンズにニーアタックを発射しようとするが、オカダが強引にボウエンズを立たせてレインメーカー。これはボウエンズにかわされ、あわや竹下に誤爆のシーンも。竹下は必殺技をかわすも、オカダの胸を突き飛ばした。

 オカダが敵軍に捕まり大ピンチとなるが、ここでフィニッシュをめぐり、キャスターとボウエンズがまさかの仲間割れ。突如、殴り合いを始めた。この機に乗じてオカダがボウエンズにレインメーカーを発射。キャスターにも仕掛けるが、竹下がオカダを突き飛ばし、エルボーからレイジングファイヤーを決めてキャスターから3カウントを奪った。

 フィニッシュを奪い取られたオカダは竹下とにらみ合う。竹下はオカダに手を上げろと命じるも、オカダはその腕を払いのけた。ドン・キャリスが2人の間に入り、不測の事態は避けられたが…オカダも竹下も勝者とは思えない険しい表情。不穏な関係を続ける日米のトップ王者同士はどうなるのか。先が読めない状況だ。