果たしてはいあがることができるのか。西武の秋季キャンプが30日からスタート。昨季シーズン91敗の屈辱から出直しを図ったものの、今季も5位に沈んだチームは3年連続のBクラスに甘んじた。
来季で就任2年目を迎える西口文也監督(53)は重点課題である野手陣の底上げ、強化について「フィジカル強化に重きを当てて取り組んでいきます。来季に向けてしっかり体を鍛えてほしいと思っています」。一方の投手陣については「昨年同様、若い投手が南郷に行きますが一軍キャンプが初めての選手も多い。来季1回でも多く一軍のマウンドに立てるように、立つことを目標に取り組んでほしい」としている。
今オフはチームトップの163回2/3に登板し、10勝5敗、防御率1・92をマークした今井達也投手(27)と同3位の148回を投げ、8勝9敗、防御率3・04の高橋光成投手(28)の2人がMLBへダブル流出する可能性がある。
先発ローテーションで軸となっていた2投手が抜ける可能性について、指揮官は「夢をかなえてあげたい思いはありますが、私としては痛い」と語っている。
とりわけ投げる試合は「勝ち」を想定できたエース・今井が抜ける場合の〝喪失感〟は大きく、穴埋めは容易ではない。
その場合の投手陣再編については指揮官と豊田投手コーチ、そして当事者間の話し合いとなる。球団内で想定されている再編策は「クローザーの平良を希望通り先発に戻して、ウィンゲンターをひとつ後ろに下げる。武内にも頑張ってもらう」というプランだ。
守護神に今季起用されて54試合に登板し、4勝31セーブ、防御率1・71で初のセーブ王に輝いた平良海馬投手(25)を来季から先発に再転向。その穴を49試合(46回2/3)で69三振を奪った〝奪三振マシン〟のウィンゲンターで補う。さらに昨季の新人王・武内夏暉投手(24)が復活すれば、今井と高橋の計48試合(311回)の穴も埋まるという算段だ。
エースを失うことは有形無形の影響をチームに及ぼす。それでも決して適材が皆無というわけでもないようだ。











