甲子園初戦でまさかの黒星や…。阪神は28日、ソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ 2025」第3戦に1―2で敗れ、対戦成績は1勝2敗となった。試合後、藤川球児監督(45)は「また明日」と繰り返し、必死に前を向いた。
初回から虎党の大歓声に押されるかのように先制劇が生まれた。中野が右前打で出塁し、一死一塁から佐藤輝明内野手(25)がモイネロのカーブを捉えて適時二塁打。鷹の無双左腕・モイネロ相手に主導権を握ったかと思われたが、長くは続かなかった。
1点リードの3回には「6番・左翼」で日本シリーズ初スタメンとなった豊田寛外野手(28)の痛恨の守備が飛び出した。牧原大の飛球を追ったが、中堅・近本とお見合いのような形となりワンバウンド。結果は二塁打となり、4回の守備から熊谷に交代となった。
イヤな空気を払しょくできないまま、4回には先発・才木が一死から山川のシリーズ2号ソロを浴びると、6回には柳町の適時三塁打で逆転を許した。虎打線が4、5回と得点圏に走者を進めながらも、追加点を奪えない間にあっさりと勝ち越しを許した。
ようやく転機の兆しが見えたのは7回だった。先頭・小幡が一塁・山川の失策で出塁すると、高寺の空振り三振の間に捕手・海野の捕逸で一死三塁の好機。ここで1番・近本に打席が回り、虎党からは大声援が送られたが、カウント3―0から追い込まれて最後は空振り三振。続く中野も三振に倒れ、スタンドからは大きなため息が漏れた。
最後までチャンスを生かせず2連敗を喫した指揮官は「勝ちをこちらに向くように、また精いっぱいやるのみですね。お疲れさまでした」と言い残し、球場を後にした。
次戦(29日、甲子園)は阪神・高橋―ソフトバンク・大津の対決となる。スタンドを黄色く染める満員の虎党に勝利を届けることはできるか。












