中日・井上一樹監督(54)が23日のドラフト会議で1位指名した青学大・中西聖輝投手(21)に即日アタックした。大学球界屈指の実力派右腕の単独指名に成功した竜の指揮官は、都内のドラフト会場からクルマを飛ばし一本釣りした〝恋人〟のもとへ。初対面でがっちりと握手をかわした。

 昨年は指名競合の末に左腕を金丸の指名権を抽選の結果、左手で引きあて驚きと歓喜で「(肩を)脱臼しました」とド派手なリアクションを披露した竜の指揮官は「去年はああいう〝事件〟がありましたから。今年は(抽選だったとしても)ハニカミぐらい」と抑えめを心掛けたと明かしたが、そんな心配も杞憂に終わったこともあり、大学来訪後のトークは『中西がいかに竜に必要か』を終始した。

 井上監督は「スカウトから(の報告に)によると1言えば、10(返答が)返ってくると。『あ、じゃあ俺に合っているな』と」と、中西は実は陽気な性格というキャラ傾向も披露。自らもコミュニケーション・モンスターを自称し『明るく』は常にモットーとする竜の大将だけに、実力だけなく、ポジティブ思考を掲げるチームにも大フィットする存在と力説。無事、入団の運びとなれば、チームには23歳のエース右腕・高橋宏に加え、昨年のドラ1左腕・金丸と20台前半の層にチームの未来を担う、エース候補が数多く顔を揃えることになる。

「うちで言えば高橋宏斗、金丸夢斗が同世代になる。(3人が)ヤングドラゴンズのローテーションピッチャーになれば『すごいね!』ってみんながなれば『勝ち!勝ち!勝ち!』って周りが言ってくれるから。そういうふうになってほしい」

 ご機嫌の竜の指揮官は近未来の〝投手王国〟に思いをはせていた。