ア・リーグ優勝決定シリーズは20日(日本時間21日)、トロントで行われた第7戦でブルージェイズがマリナーズに4―3で逆転勝利。1993年以来32年ぶり3度目のワールドシリーズ進出を決めた。

 2点を追う7回一死二、三塁でブ軍の「1番・DH」ジョージ・スプリンガー外野手(36)が逆転3ランを放った。起死回生の一発にロジャース・センターの4万4770人のファンが喜びを爆発させた。

 そんななか米メディア「スポーツキーダ」は「『またズルしたな』『まさにクラッチ』ジョージ・スプリンガーが3ランを放ち、ブルージェイズが第7戦でマリナーズに勝利するとファンが大歓声」との記事を配信。マリナーズファンからの〝恨み節〟を掲載した。

 スプリンガーは「サイン盗み」が発覚した2017年にアストロズに所属。地区シリーズでも惨敗したヤンキースファンから「ブルージェイズが不正行為をしていたとしても驚きではない。誰か、スプリンガーが2017年にどのチームにいたか思い出させてくれ」と〝疑惑〟を指摘された。

 ファンの1人が「彼はまたずる賢いプレーをした」と言えば別のファンも「(アストロズの)アルトゥーベが彼にブザーを貸した。シャツの下をチェックして」と訴えた。さらに「ピート・ローズは賭博でリーグから追放されたが、スプリンガーは不正行為をした後もプレーを続けられる」と別のファンは述べた。もちろんスプリンガーが不正をした証拠はなく言いがかりに近い。

 非難ばかりではない。「ジョージにはゴミ箱は必要なかった」と、アストロズがゴミ箱を使ってサインを伝えていたことを引用し称賛した。また冷静なファンからは「前の試合で死球を受けた彼を祝ったマリナーズファンには、こういう結果がふさわしい」と指摘する声も上がった。

 当のスプリンガーは「目の前の打席。あの選手たちがいなかったら、あの打席はなかった。チーム、ファン、街、そして国のために、本当にうれしい。今、本当に幸せだ」と殊勲打を振り返った。