今オフにもポスティングシステムでMLB球団に移籍する可能性があるヤクルト・村上宗隆内野手(25)を巡り、米国内での報道も過熱してきている。
9月で2025年シーズンを終了。ポストシーズンも地区シリーズまでを終え、ワールドシリーズ優勝の可能性を残すのは連覇がかかるドジャース、ブルワーズ、ブルージェイズ、マリナーズの4球団に絞られた。残りの26球団は来季の巻き返しへ本腰を入れ始め、日本が誇る強打者への注目もますます高まっている。
中でも「令和初の3冠王」にも輝いた村上だ。移籍先の候補にはヤンキースやドジャース、メッツ、フィリーズ…とさまざまな球団名が挙げられ、それぞれの補強ポイントを埋める戦力として熱い視線を集めている。2023年のWBCでは不振に苦しみながらも復調したが、米球界にとっては未知に近い存在。連日のように、今季の村上がわずか56試合の出場で22本塁打を放った桁外れのパワーの持ち主であること、守備や三振の多さへの懸念などが紹介されている。
そうした中、米スポーツサイト「ブリーチャーリポート」は「メジャーリーグに新たな選択肢が生まれる」として村上を取り上げ「肥後のベーブ・ルース」と珍妙なネーミングで伝えた。「肥後」とは言うまでもなく村上の出身地・熊本を指し、通算52本塁打をマークした高校時代に一部で呼ばれていたこともあった。
また、近年は大谷翔平投手(31)をはじめ山本由伸投手(27)らの日本選手が超大型契約でMLBに移籍。大きな戦力となっていることで、村上に向けられるハードルも上がりつつある。その一方、昨オフにフアン・ソト外野手(26)を15年総額7億6500万ドル(約1147億円=契約時)で獲得し、ポストシーズンにも進めず敗退したメッツの例もある。
メッツの専門メディア「ライジングアップル」は、今オフにFAとなる見通しとなっているアロンソとの残留が「最優先事項」と位置づけ、村上についてはこう評している。
「絶対的な有望株というわけではない。日本で最も期待される野手ではあるだろう。だが、彼は大谷ではない。大谷が唯一無二だったのは、投打二刀流だったからだ。打力も村上より上だった。エンゼルスが翔平を獲得した時と同レベルの選手ではない」
今後はさまざまな情報が飛び交うストーブリーグが本格化する。村上の動向が注目される。












