ポスティングシステムによりオフのMLB移籍が確実視されるヤクルト・村上宗隆内野手(25)をめぐり、積極的と見られていたヤンキースの雲行きが変わってきた。すでにドジャースをはじめ、ヤンキース、メッツ、フィリーズ、ジャイアンツ、ホワイトソックス、マーリンズなどが調査を進めてきたが、特に昨オフにフアン・ソト、佐々木朗希をめぐって火花を散らしたヤンキースとメッツが争奪戦の先鋒に立つと見られていた。
メッツは破格の補強費投入も虚しくポストシーズン進出を逃し、ヤンキースは地区シリーズで終戦。いずれもオフの補強に目の色を変え、そのターゲットにされてきたのが村上だった。ところが、名門ヤンキースが軌道修正を迫られる可能性が出てきたという。
米メディア「エンパイヤスポーツ」は「村上の攻撃力は無視できないが、ヤンキースの現在のロースター構成と彼の守備を考えると、今回は争奪戦に加わらないかもしれない。一振りでスコアを覆すほどのパワーは脅威だが、三振も多い。これは彼のスタイルがメジャーの投手陣にどう通用するのか評価するチームにとって懸念材料だ。歴史が示すように日本のトップ打者は、球速や変化球に慣れるのに時間を要する。村上のような攻撃的スタイルは序盤から課題を深刻化させる」と不安を並べた。
ヤンキースは三塁手に左打ちのマクマホンを獲得し、守備も一級品。一塁もベン・ライスが26本塁打と結果を残し、DHもスタントンが君臨し、いずれも契約中で村上の入る余地は厳しい現状がある。同メディアはさらに「他球団ははるかに積極的な買収提案をしてくると予想される。ヤンキースは大抵、興味を示すものの、実際に取引を成立させることは稀だ」と交渉の勝負に弱さも指摘したうえで「村上の才能は紛れもなく、どこに入団してもインパクトを残すだろう。彼はどこか別の場所で活躍する運命にある日本人スターの1人と言える」と締めくくっている。












