ヤンキース、マリナーズなどでプレーしたヘスス・モンテロさんが母国ベネズエラでバイク事故により死亡したと19日(日本時間20日)、複数の米メディアが伝えた。35歳だった。

 カラカスから西へ150キロのバレンシアでバイクに乗っていたところピックアップトラックと衝突し、病院に搬送された。地元紙エル・ナシオナルによるとモンテロさんは肺穿刺、肋骨6本骨折、さらに大腿骨、脛骨、腓骨の複雑骨折に加え、股関節と膝関節も負傷。腎機能の損傷も深刻で人工透析も受けたが、帰らぬ人となった。

 モンテロさんは16歳だった2006年に国際フリーエージェントとしてヤンキースと160万ドルで契約。「打てる捕手」として球団の有望株ランキングで1位になるなど将来を嘱望された。11年にメジャーデビューし、18試合の出場で打率3割2分8厘、4本塁打、12打点、OPS0.996を記録。だが同年オフにイチローが在籍していたマリナーズへトレードされた。

 マリナーズでは1年目の12年に135試合に出場して15本塁打をマーク。だが、その後は成績を落として15年オフに戦力外となり、5年でメジャーに別れを告げた。

 ニューヨーク・ポスト紙はモンテロさんについて「ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMがかつて『私がトレードした中で最高の選手』と称していた」「キャッシュマンGMはミゲル・カブレラ以来最高のベネズエラ人打者と評していた」と報道。ヤンキースは公式Xに「ヤンキースはヘスス・モンテロ氏の訃報に接し、深い悲しみに暮れています。ご家族とご親族の皆さまに心よりお悔やみを申し上げます」と哀悼の意を表した。