ソフトバンクの王貞治球団会長(85)も、二刀流で大暴れしたドジャース・大谷翔平投手(31)の活躍に衝撃を受けた様子だった。18日、みずほペイペイドームでCSファイナルステージを戦っている自軍の試合前練習を視察後、メジャー中継を視聴。ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦のブルワーズ戦に先発して7回途中2安打10奪三振、無失点の快投を見せ、打者としては先頭打者弾を含む3本塁打、3打点と躍動した大谷のパフォーマンスに終始、大興奮だった。

 球心会を立ち上げて「大谷翔平を超えるような世界的ヒーローの台頭」を望む世界のホームラン王にとっても、特別な瞬間だったようだ。「他の選手が打ちあぐねていただけにすごかったね!」とワールドシリーズ進出をかけた大一番での勝負強さを称賛。チームを勝利に導くだけではなく「ファンの人が喜ぶようなことをしてくれるよな!」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 二刀流として完全復活を遂げ、大きなインパクトを残した。その姿に、王会長はこう続けた。「我々が現役時代に大谷みたいな選手が出て来るとは思ってなかった。でも、こういう選手が出てくるんだから、やりようによっちゃ、やっぱり出てくると思うんだよね。だからこそ、われわれも(球心会として)しっかりやっていきたい」。日本の子どもたちだけでなく、世界規模で広く野球振興に貢献する一日だったことを最後にこうも評した。「もう、インパクトがすごいよな。なんたって世界中に(向けて)だからね」。

 あっぱれ大谷翔平――。いつになく、世界のホームラン王の言葉は熱を帯びていた。