阪神は16日の「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第2戦(甲子園)で延長10回に森下翔太外野手(25)が劇的なサヨナラ2ランを放ち、5―3で連勝。優勝アドバンテージを含めて3勝0敗とし、日本シリーズ進出に王手をかけた。

 聖地が爆発的な大歓声に包まれた。無死一塁から甘く入った森下がスライダーを一閃した。白球は左中間席最前列に吸い込まれて熱闘に終止符を打った。

 先発した才木浩人投手(26)は甘いコースに入った直球をことごとく痛打され、5回6安打3失点で降板。5回以降は2―3のまま試合が進んだが、救援陣が無失点でつないで打線の反撃を待った。

8回、森下の送球が追加点を許さなかった
8回、森下の送球が追加点を許さなかった

 大きな転機となったのは8回の森下の守備だった。無死二、三塁の大ピンチを迎えた場面で、牧が放った右飛をキャッチした森下が捕手の坂本に矢のようなノーバウンド送球。代走の神里を三塁でクギづけにし、追加点を許さなかった。

 この好守備が同点劇につながった。直後の攻撃で一死一、二塁のチャンスをつくると佐藤輝が4番手・伊勢の高めに抜けたフォークを叩き、右前へ値千金の同点適時打。攻守がかみ合い、2年ぶりの日本シリーズ進出まであと1勝だ。