米国・WWEのリングで猛威を振るってきた最強ユニット「ザ・ビジョン」で突如、衝撃の内紛が起きた。

 4月の祭典「レッスルマニア41」でセス・ロリンズは代理人ポール・ヘイマンを寝返らせて、ローマン・レインズ、CMパンクとの三つどもえの頂上決戦を制圧。祭典明けのロウでは、ブロン・ブレイカーとブロンソン・リードの怪物2人を仲間に加え、強力ユニットを結成。策士ロリンズは脚の負傷を偽り、8月の「サマースラム」でMITBの権利を行使し、宿敵パンクから世界ヘビー王座を強奪した。

 ブレイカー&リードも名タッグのウーソズ(ジミー&ジェイ)を下すなど強烈な存在感を発揮。8月末のPLEでは、ロリンズの妻で女子インターコンチネンタル王者ベッキー・リンチまで夫を助けて「ビジョン」入り。今月11日の「クラウン・ジュエル」ではロリンズが統一WWE王者コーディ・ローデスを破って、クラウン・ジュエル王座を獲得。リードも元統一王者のレインズから〝金星〟を挙げ、ユニバース(ファン)を驚かせた。

 13日に「ABEMA」にて生中継されたロウ(オーストラリア・パース)では、オープニングでロリンズがビジョンのメンバーを引き連れて大演説。WWEマット制圧を高らかに宣言すると、メインの世界ヘビー級王座挑戦者決定戦で勝利したパンクを、ビジョンで襲ってKOした。ロリンズはベルトを掲げ、ロウが終了と思いきや…何とブレイカーがリーダーのロリンズに突進してスピアー葬だ。

 世界王者は裏切りの一発で動けなくなり、リードもヘイマンも驚きの表情。反旗を翻したWWE殿堂者リック・スタイナーの息子は、相棒リードに「俺と一緒に来るか? どうだ?」と話しかけた。これに呼応した巨漢は必殺のダイビングボディープレスで圧殺。さらにブレイカーは世界王座のベルトを手にするとブロック・レスナー、パンク、レインズら数々のスター選手を支えてきた名マネジャーにも選択を迫る。
 
 ついにはヘイマンも、ブレイカーとリードの手を上げてロリンズを見下ろした。ロリンズは自らつくったユニットから追放されてしまったのだ。〝謀反〟を起こしたブレイカーは、自身のインスタグラムでリードとの2ショット画像とともに「〝ザ・ビジョン〟がこれほど明確になったことはない」と投稿。ロリンズとはたもとを分かったことを明言した。

 ロリンズ、ブレイカー、リードの3人は、日本大会「WWEスーパーショージャパン」(17、18日、東京・両国国技館)への出場が予定されているが、果たしてどうなるのか?