カブスの鈴木誠也外野手(31)が11日(日本時間12日)、ブルワーズとの地区シリーズ第5戦に「4番・右翼」で先発出場。怪物右腕、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手(23)の速球を粉砕し、ポストシーズン3号を右翼席に叩き込んだ。

 驚弾が飛び出したのは1点を先制された直後の2回だった。先頭打者だった鈴木がこの回から登板した相手の剛球をあっという間に粉砕した。1ボールからの2球目だ。真ん中やや低めに投げ込まれた101・4マイル(約163・2キロ)の直球に力負けせず、振り抜いた打球は反対方向に舞い上がり、右翼フェンスを越えた。飛距離は390フィート(約119メートル)。2勝2敗で迎え、勝った方がドジャースが待つナ・リーグ優勝決定シリーズに進出する大事な一戦で、早々と試合を振りだしに戻す貴重な一発だった。

 ダイヤモンドを一周する和製大砲からも気迫がみなぎった。一塁ベースを回ったところで「しゃ~っ!!」とこぶしを握りながら絶叫。年々たくましさを増す肉体から放たれた一撃に敵地のファンも度肝を抜かれるばかりだった。