ヤンキースは8日(日本時間9日)の地区シリーズ第4戦でブルージェイズに2―5で敗れ、ポストシーズン(PS)敗退が決まった。

 2009年以来となるワールドシリーズ優勝はならなかった。PSには過去9年間で8度出場。22年と24年はア・リーグ東地区で優勝し、今季は2位ながらブルージェイズと同率で終えていた。1992年以降、負け越しで終わったシーズンもないものの世界一には届かず、毎年のように10月で涙をのんできた。

 米放送局「CBSスポーツ」(電子版)は組織の長期政権化と、同地区のレベルを指摘。まずは体制について「過去28年間、GMが1人(ブライアン・キャッシュマン)と監督が3人(ジョー・トーリ、ジョー・ジラルディ、アーロン・ブーン)を擁した」ことに「安定性の模範」とする一方で、〝弊害〟もあるとみている。

 ブーン監督が指揮を執った8年間のPS通算成績は25勝27敗で、同地区チームとの対戦で15勝4敗、それ以外では10勝23敗だと戦績を並べ「中地区を批判するつもりはないが、事実として年俸総額が低く、地区外のチームとの対戦では劣勢に立たされる」と伝えた。

 シーズン成績は良くても最大目標であるWS制覇からは16年も遠ざかった。同局は「毎シーズン優勝争いに加わり、(組織の)安定はうまく機能している。しかし、同時にシーズンの終わり方はいつも同じで機能していない」と悩ましげだ。

 とはいえ、ブーン監督は昨オフに27年シーズンまで契約を延長しており、大転換が起きる可能性は低いとみられる。

「なぜ毎年同じ結果につながるのか自問自答する必要がある。結果重視のビジネスであるヤンキースは10月に結果を出せていない。そこ(PS)には到達できる。どうすればさらに前進できるのか。現状維持のままできるのか。不可能だという証拠は積み重なっている」

 ヤンキースにとって鬼門と化している10月。来年に向けて大きな課題が残された。