MLBは10月からポストシーズン(PS)に入り、6日(日本時間7日)にはナ・リーグの地区シリーズでフィリーズ―ドジャース、ブルワーズ―カブスの2試合が行われる。

 PSに進めなかったチーム、ワイルドカードシリーズで敗退したチームの選手たちはすでにオフに入っているが、SNSに投稿されたある投稿がファンの大ひんしゅくを買っている。今季からメッツでプレーするフアン・ソト外野手(26)のインスタグラムだ。5日(同6日)にストーリーズを使い、機内から撮影したとみられる洋上の写真とともに「カンクン」の文字とメキシコの国旗、飛行機マークを添えた。

 休暇をどこでどう過ごそうか個人の自由。ただ、ソトは昨オフに史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1147億円=当時)でヤンキースからメッツに移籍し、チームはPSにも進めずあっけなく敗退…。最終的に160試合に出場して打率2割6分3厘、43本塁打、105打点、38盗塁、OPS・921と上位の成績を収めたが、Vへの使者にはなれなかった。

 9月で終戦したファンのやり場のない怒りはくすぶり続け、古巣のヤンキースは地区シリーズに2連敗を喫して敗退の崖っぷち。スペインの有力紙「マルカ」(英語版)は「ソトは英雄のような活躍を見せた」と今季のプレーをたたえた一方で、この投稿に対しては「火にガソリンを注いだ」と報じた。

 その理由はこうだ。「メッツが敗退したわずか数日後、ヤンキースが地区シリーズの準備を進める中、ソトはインスタグラムに写真を投稿した。飛行機の中でカンクンに向かう途中だった。キャプションは軽快なものだったが、タイミングは最悪だった。休暇が突然、ネット上のあらゆるメッツとソトを批判する人たちのネタの種となった」。しかも、カリブ海に面したユカタン半島にあるカンクンは、早期敗退した選手がバカンスに向かう場所として古くから冗談半分で言われてきた。

 それだけに同紙は「敗退直後のソトが実際にそうしたことで、定番のジョークが現実のものとなった」とも伝えた。

 ソト本人にどんな意図があって投稿したのかは定かでないが、〝アンチ〟も含めたファンたちはSNSやネット上で「お前ら、こいつに8億ドルもかけたんだぞ」「100%ヤンキースをあおってる」「ヤンキースもすぐに追いかけそうだ」「プレーオフ中に休暇を取るなんてマジかよ。よくそんなことできるな。今すぐ解雇しろ!トレードしろ!!契約を無効にしろ!!!」などと怒り爆発。超高給取りだけに、オフであっても周囲から向けられる視線は厳しい。