ドジャースの大谷翔平投手(31)は30日(日本時間1日)に本拠地ロサンゼルスでのレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)に「1番・DH」で先発出場し、初回に今季のポストシーズン初本塁打となる先制ソロ、6回に超特大2ランを放ち、5打数2安打3打点だった。チームは10―5で勝ち、地区シリーズ進出に王手をかけた。
ドジャー・スタジアムが騒然となったのは初回先頭だった。右腕グリーンのカウント2―1からの4球目、100・4マイル(約161・6キロ)のフォーシームを82・8マイルの高速スイングで完璧に捉えた。角度21度、打球速度117・7マイル(約189・4キロ)のロケット弾は低弾道で右翼席へ突き刺さった。飛距離375フィート(約114・3メートル)の先制弾は昨年のパドレスとの地区シリーズ第1戦の2回に放ったPS1号の同点3ランと同じような弾道だった。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「(グリーンが投げた)100・4マイルは大谷がホームランを打ったボールではキャリア最速」「打球速度117・7マイルはスタットキャストのデータによると、100マイル(約160・9キロ)以上のボールを打ったホームランでは断然最速記録。これまでの最速記録は113・7マイル(約182・9キロ)」と異次元の一発だったことを強調した。
2度目の衝撃は目は6―0の6回二死一塁。3番手の右腕フィリップスのカウント1―1からの3球目、ほぼ真ん中の85・9マイル(約138・2キロ)のスイーパーを豪快に振り抜いた。角度34度、打球速度113・5マイル(約182・7キロ)で打ち上げると確信歩き。そのまま右中間席上段に飛びこんだ。飛距離454フィート(約138・4メートル)の超特大弾だった。
MLB公式X(旧ツイッター)は「ショウヘイ・オオタニは2本目のホームランで破壊した」と表現した。米投球データサービス公式Xは「このホームランは高さ139フィートまで上がり、ハリウッド・バーバンク空港のレーダーに捉えられた」と伝えた。
2年連続でPS初戦に本塁打、先頭打者弾は2本目、1試合2発は初だ。PS通算5発となった。
今季のレッズ戦は25打数3安打、打率1割3分、ナ・リーグ球団では唯一本塁打を放っていなかった。グリーンとは通算7打数1安打、ノーアーチだったが、一振りで吹き飛ばした。
2回二死二塁はフルカウントから外角の100・8マイル(約162・2キロ)のフォーシームに見逃し三振。4回一死無走者は2番手の右腕バーローのカウント2―2からの7球目、真ん中低めのスイーパーに空振り三振だった。
7回二死一塁は4番手の左腕スーターのフルカウントからの6球目、真ん中低めのシンカーに見逃し三振に倒れた。
先発スネルが7回4安打1失点と好投。10―2の8回に登板した左腕ベシアが安打と四球で一死一、二塁で降板した。3番手の右腕エンリケスが四球で満塁とすると、押し出し四球と適時打で2失点と一死も取れずにマウンドを降りた。4番手の左腕ドライヤーが先頭を押し出し四球で10―5とされるも後続を三振と一飛に抑えて、悪い流れを断ち切った。
大谷に加え、T・ヘルンデス2打席連発、エドマンもソロ本塁打と5発で逃げ切った。地区シリーズ進出の王手をかけて迎える第2戦。先発する山本由伸投手(27)を2試合連続の特大アーチで援護する。












