メッツのピート・アロンソ内野手(30)が今季終了後のオプトアウト権を行使し、FA市場に出る意向を示した。チームが28日(日本時間29日)のマーリンズ戦に完封負けを喫し、ポストシーズン進出を逃した直後の表明。7年在籍したチームを離れる決断は「史上最大のオプトアウト」とも評され、ニューヨークのみならず全米に大きな衝撃を与えている。打率2割7分2厘、38本塁打、126打点をマークし、通算264本塁打で球団最多記録を更新した顔役の離脱は大打撃だ。
そして、アロンソに続くのではないかと噂されているのが守護神のエドウィン・ディアス投手(31)だ。2022年に結んだ5年総額1億200万ドル(約152億円)の大型契約には、25年以降にオプトアウトできる条項が含まれている。今季は62試合に登板し防御率1・63、98奪三振、WHIP0・87と復活を印象づけただけに「真の市場価値を求めて契約を破棄すべきだ」との声が元メッツ選手のリコ・ブログナ氏らから相次いでいる。
米有力誌「スポーツ・イラストレーテッド(SI)」も、ディアスが契約を破棄した場合の移籍先候補を列挙。その筆頭格として挙げられたのがロサンゼルス・ドジャースだ。スコットがセーブ機会を失敗するなどブルペンが不安定な現状にあり、補強の本命に据えられる可能性が高い。資金力に余裕のあるドジャースは、MLB屈指とも言われるクローザーとの大型契約を十分に許容できる球団だ。
さらに、同記事ではヤンキース、ブルージェイズ、ブレーブスも有力候補に名を連ねている。ヤンキースは守護神ウィリアムズの退団が予想され、空席を埋める存在としてディアスをリストアップ。ブルージェイズは脆弱なブルペンを立て直す切り札として、ブレーブスは宿敵メッツから戦力を引き抜く〝報復補強〟として関心を寄せているという。
アロンソとディアスという二枚看板を同時に失えば、メッツ再建はさらに遠のくのは必至だ。メッツ関係者からは「この冬こそ球団改革が待ったなし」と嘆く声が鳴り響いており、他球団のファンも「ディアスがどこへ向かうかで来季の勢力図が変わる」と固唾を飲んで見守っている。崩壊の余波は、早くもストーブリーグを熱くしている。












