超ロングゲームは悔しさの残るドローとなった。阪神は25日の広島戦(甲子園)に2―2で今季初の引き分け。藤川球児監督(45)は「また明日ですね」と疲労をにじませながら、わずか35秒で会見場を後にした。

 あと1球コールがこだまする中、1点リードの9回にマウンドへ上がった守護神・岩崎優投手(34)が踏ん張り切れなかった。先頭・菊池に四球を許すと代走・辰見に二盗を決められ、佐々木の犠打で一死三塁。中村将は空振り三振に仕留めて勝利まであと1アウトとしたが、モンテロに投手強襲の適時内野安打を浴びて同点とされた。
  
 その後も勝機はあった。9回には中野、佐藤輝の安打で二死一、三塁とサヨナラの好機をつくったが、大山は空振り三振。延長11回には先頭・近本が中前打で出塁し、中野が犠打を試みたものの捕併殺に倒れて流れをつかみ切れなかった。

 さらに延長12回も一死一、二塁と一打サヨナラの場面を迎えたが、梅野が見逃し三振。続く小幡も左飛に倒れ、最後まで決定打は生まれなかった。

 4時間58分の死闘を制することはできず、今季初の引き分け。指揮官はセ・リーグ最速となる通算100勝記録更新を逃した。前カードのDeNA戦から白星に手が届かない重苦しい試合が続く猛虎軍。26日の同戦で仕切り直しとなるか。