西武の4年目・隅田知一郎投手(26)が〝貯金を作れる投手〟に向けて第一歩を踏み出した。
今季最終登板となった28日のソフトバンク戦(ベルーナ)で8回まで自己最多となる143球を投げて14奪三振。ただ、11安打を浴びて4失点で10敗目(10勝)を喫した。23試合に先発して結果的に貯金はゼロ。ルーキーイヤーから4年連続で2桁敗戦となったのは75年を誇る球団史の中でも1972~75年の加藤初に続いて3人目、実に50年ぶりとなった。
隅田は「勝ちも負けも投げていたらつくことなので、正直言葉はないですね」。首脳陣の信頼がなければ、そもそもマウンドに立つことさえできない。しかし、高橋や今井、平良が近い将来に〝ポスティングラッシュ〟海を渡る可能性もある。イニング数を稼げてもチームが勝つためには貯金を作れる先発投手の台頭が待たれる。
隅田も通常のシーズン中にはできない来季に向けた工夫や改良にトライしたという。「今日はバッターの反応を見ながら投げました。(反応が)違う人もいれば、逆に気持ち良く打たれた人もいた。収穫はありました。来年もっと良くなりたいという一心で思い切って変えてみましたし、変えてこうなればいいなと思ったこともすごく多かった」と明かした。
西口文也監督(53)は「全体的に見たら悪くはないが、ここという勝負どころとか、走者を出した後の連打とかね。そういうところじゃないですか」と〝詰めの甘さ〟に注文を出しながら「どんな球種でも三振は取れていたし、そこは良かったんじゃないですかね。本人もそれなりの手応えをつかんだんじゃないですか」。1年目からローテ入りし、計87登板(先発85登板)を積み重ねてきたタフネス左腕の飛躍が期待される。












