DeNAが27日の巨人戦(横浜)で8―9と逆転負けを食らった。ほぼ手に入れかけていた2位とCSファーストステージ本拠地開催権も、いったんおあずけとなった。
序盤はDeNAが主導権を握った。打線が初回にグリフィンの立ち上がりをとらえ、ビシエドの犠飛、松尾の適時打で2点。2回にも桑原の2ラン、3回も佐野のソロ、4回に桑原の適時二塁打などで計6点を奪った。
投げては先発のジャクソンが6回4安打1失点にまとめて楽勝かと思われたが、7回に2番手・宮城が上半身の違和感で緊急降板。3番手・佐々木が一死満塁のピンチを招き、交代した入江も二者連続押し出し四球と大乱調で4―6と2点差に追い上げられた。
8回に蝦名の2ランが飛び出し、一度は4点差に広げたものの、9回に伊勢が岡本、中山、佐々木に連続適時打を浴び、一挙5失点。土壇場で8―9と逆転された。
三浦監督はグッタリした表情で「最後は伊勢に賭けたんですが、無理をさせて申しわけないことをした」と守護神に謝罪。「序盤、中盤はいい形で攻撃ができていたんですが…」と唇をかんだ。
折あしく、試合前には前日緊急降板したエース東が上半身コンディション不良、4番オースティンが右膝違和感でともに登録抹消。当面は筒香やビシエドが〝代役4番〟を務めることになりそうだ。靍岡賢二郎オフェンスチーフコーチ(38)はビシエド起用の理由をこう説明している。
「ビシエドは内角の真っすぐを苦手にしていますが、真ん中から外目のゾーンはしっかり捉えている。だからこそ数字も残してるんです。それに内角を狙って3、4球ストライクを続けられる投手はエース級でもなかなかいない。(ビシエドの)前後のつながりで、相手投手に投げミスをさせるアプローチもあります」
このように、4番1人だけでなく、打線のつながりを得点に結びつけていく方針を強調した。
一方、三浦監督は守備で細かなミスが出ていることを厳しく指摘。「26日の試合では(1点リードの)8回、先頭の打球を(ショート)石上が握り損ねて出塁させた(記録は内野安打)。それが失点につながっていないだけ。そういう記録に残らないところにも目を向けてやっています」。
残り3試合、1引き分け以上で2位が確定する。絶対的優位に変わりはないが、野球は何が起こるかわからない。番長DeNAの苦労とやりくりはまだまだ続く。












