セ3位の巨人は26日のDeNA戦(横浜)に4―5で敗れ、3連敗で借金2。残り2試合となっていた2位・ベイスターズとの直接対決で初戦から黒星を喫し、ゲーム差は3・5に広がった。

 誤算が続いた。先発の山崎が今季自己最短となる3回4失点KO。それでも3点を追う5回に泉口の適時打、岡本の15号同点2ランで試合を一時振り出しに戻した。勢いに乗りたかったが、7回の守備で無死一、二塁から5番手・中川が山本に右前打を浴びると右翼・オコエの悪送球も絡み二走が本塁生還。痛恨の勝ち越し点を献上した。

 オコエの失策のほか、犠打の失敗など多くのほころびが出た試合に阿部監督も「こういう細かいミスだらけじゃ、勝てるわけないよね。こうなっちゃうよね、やっぱね」と苦言を呈した。

 チームの最終順位に大きな注目が集まる中、レジェンドのメモリアル達成の行方にも多くの視線が集まっている。この日の試合前に阿部監督は、日米通算200勝に王手をかけている田中将大投手(36)の先発予定日を28日のヤクルト戦(神宮)から後ろ倒しにすることを発表。候補に挙がるのは29日以降に残された本拠地・東京ドームでの中日戦(30日、10月1日)2試合のみだが、杉内投手チーフコーチは「流動的になるだろう」とあくまで明言は避けた。

 200勝達成の残されたチャンスは〝確保〟できても1試合。実現すれば本拠地最終カードでのメモリアル達成となるが、その際には思わぬ「副産物」も生まれそうだ。チームスタッフの一人は「本拠地開催はより多くのジャイアンツファンが来場するから当然、その声援を味方にできる。加えてレギュラーシーズンの最後に悲願達成ともなればCSに向けて勢いもつくし、チームの起爆剤となる可能性も高い」との見解を示した。

 レジェンド右腕の大台達成はチームにとっても一大目標。背番号11のレギュラーシーズン最終登板がかない、チームを勢いづける200勝達成で「有終の美」を飾ることはできるのか。