ソフトバンクは25日の楽天戦(楽天モバイル)に6―0で快勝し、優勝マジックを「2」とした。早ければ26日にもリーグ連覇が決定。歓喜の瞬間が迫ってきた。

 苦しい展開を勝ち切った。先発の大関友久投手(27)は初回に制球を乱し二死満塁のピンチを背負ったが、フランコを三ゴロに打ち取り無失点で切り抜けると徐々にリズムを取り戻した。中盤以降、許した走者は5回の1人のみ。7回5安打無失点の好投でチームに流れを引き寄せた。すると打線は7回に栗原が2点適時打を放ち均衡を破ると、9回には4点を追加。終盤の鮮やかな攻撃で試合を決めた。

 一方、2位の日本ハムは7回に一挙5点を奪われるなど、西武に痛恨の逆転負け。これにより、他力本願ではあるものの26日にも仙台で優勝決定の可能性が浮上した。

 以前からチーム内では「優勝できれば場所はどこでも」という声があった。だが、この日は「この勢いのまま仙台で決められたら最高」という声に変わった。その裏には〝胴上げなし優勝〟への懸念があるからだ。

 27日からは敵地で西武との2連戦。その2戦目にあたる28日はソフトバンク―西武(ベルーナ)が14時開始のデーゲーム、日本ハム―ロッテ(ZOZOマリン)が17時開始のナイトゲームの予定だ。仮にホークスが28日をマジック「2」で迎えて試合を勝利した場合、もしくはマジック「1」で迎えて敗れた場合には、日本ハムの結果次第で優勝が決まることとなる。試合開始時刻の差は3時間。先に試合を終えて敵地のグラウンドで長時間待機するわけにもいかず、まさかの〝胴上げなし〟となる。

 リーグ優勝の歓喜の瞬間を鷹党が見届けられないのでは、あまりにも物寂しい。小久保監督の「自力であと2勝すれば優勝」という言葉通り、26日の仙台でなくとも27日までに優勝を決めれば胴上げは実施される。指揮官が宙を舞う光景をファンに届けられるか。