サトテルの大台到達へ追い風や! 史上最速でリーグ優勝を達成した阪神・佐藤輝明内野手(26)が、今季通算40本塁打へ王手をかけている。

 ここまで圧倒的なパワーを見せつけ、39本塁打&97打点で打撃2冠王に君臨し、打率も2割7分3厘とハイアベレージをマーク。17、18日の広島戦(マツダ)では疲労によるコンディション不良のため欠場となり状態が心配されたが、19日のDeNA戦(甲子園)で復帰を果たしていた。

 22日のヤクルト戦(神宮)では、2回の第1打席に元同僚・青柳のアウトローの直球を捉えた。打球はグングン伸びて左翼席に突き刺さる号ソロ。1試合2本塁打が飛び出した15日の中日戦(甲子園)以来、4試合ぶりのアーチとなった。

 猛虎の生え抜きがシーズン40発に到達すれば、現OB会長・掛布雅之氏が1985年に達成して以来、実に40年ぶりとなる。 

 今シーズンの残り4試合は、10本塁打を記録している本拠地・甲子園での開催。今季も散々泣かされてきたライトからレフトに吹き荒れる「浜風」が気がかりだが、9月中旬以降、秋の到来とともに風向きが変わることも多い。

 左打者が引っ張った打球に有利となる左翼から右翼へ吹く〝逆浜風〟や、ホームから右中間方向へ吹くフォローの風となることから、虎一筋40年の和田豊一・二軍打撃巡回コーディネーター(63)も「甲子園で吹く秋の風は逆になるし、左打者に有利やから。打ち出すと思うよ」と力強く話す。

 さらに左打者にとって追い風となることから、メンタル面でも余裕ができると分析。「風が変わることでこの時期特有のバッティングができるし、心理的にも変わるんじゃないかな」とし、「佐藤はいけると思うよ」と太鼓判を押した。

 大台到達まであと1本となり、期待がかかる中でも虎の主砲は「変わらず一打席一打席、がんばります」と冷静さを欠かない。大量の虎党の詰めかける聖地で〝逆浜風〟を味方につけ、歴史的40発到達の瞬間が訪れようとしている。