米国・WWEのPLE「レッスルパルーザ」(20日=日本時間21日、インディアナ州インディアナポリス)で、引退ロードのジョン・シナ(48)が、宿敵の〝ザ・ビースト〟ブロック・レスナー(48)にまさかの惨敗を喫した。
2025年限りで引退する元エースは2月に悪党に転向するも、8月の「サマースラム」直前に突如として正統派に戻った。一方のレスナーはその「サマースラム」で約2年ぶりに復帰。シナに引導を渡すべく、実に11年ぶりとなる宿敵との一騎討ちに臨んだ。
同い年のライバル対決は、シングル戦でシナが2勝4敗で負け越している。黄色いTシャツを着て、キッズファンの集団に囲まれ入場して観衆の声援を一身に集めた。レスナーは若手時代からの代理人だったポール・ヘイマンが試合前のコールを務め、ビーストも戦闘態勢は万全だ。ゴングと同時にシナはコーナーに押し込まれ、ショルダータックルの連打を浴びる。
必殺技のアティチュード・アジャストメント(AA)の体勢に入るも、ラリアートで吹っ飛ばされ、パワースラムで叩きつけられた。さらにジャーマンスープレックスからスープレックスシティー(スープレックス祭り)に引き込まれ、防戦一方となる。だがここで終わったら、史上最多17回の最高峰王座獲得が色あせる。
シナはこん身のフライングタックルで逆襲を開始。レスナーが倒れるまで4発放った。続けてAAを3連発で見舞うが、3カウントは奪えない。「見えっこねえ!」のポーズからファイブナックルシャッフルを狙ったものの、レスナーに抱え上げられてF5のエジキに。肩車の体勢から豪快に投げ捨てられた。さらに無慈悲なレスナーにF5を発射され、合計6連発を浴びるとなすすべなく、3カウントを許した。
わずか9分足らずで惨敗。それでもレスナーは納得せず、試合後もまずはレフェリーをF5で投げ飛ばしてから、倒れていた宿敵を持ち上げてF5葬。あまりに無残なシナの姿には会場のキッズファンが号泣していたほどで、リングサイド最前列にいた米プロバスケットボールNBAのスター選手で地元ペイサーズのタイリース・ハリバートンもぼうぜんとなった。
ボコボコにされたシナは何とか立ち上がると、厳しい表情のまま、インディアナポリスの観衆に別れを告げた。〝最後〟のシナvsレスナーは何とも無情な結末となった。大会後のポストショーでCCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは「でもジョンは、そんなことで思いとどまることはない。前進し、自分がやろうと言ったことはすべてやる」と語り、残り6戦となった引退ロードの完全燃焼を期待したが、果たして…。
この日の「WWEレッスルパルーザ2025」は「ABEMA」にて無料生中継された。













